突然、太陽が2つ…オリオン座のベテルギウスが超新星爆発 !?

我々が住んでいる銀河系の中では、100年から200年に一度の割合で超新星爆発が発生していると言われ、オリオン座のひとつベテルギウスが今…爆発寸前の状態にある。

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●ベテルギウスから流れ出るガス(イメージ)!


北斗七星と同じで、見つけやすい星座の一つオリオン座、そのオリオン座を形成している一等星の星であるベテルギウスが、超新星爆発を起こしそうな状態になっている。

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●オリオン座の右肩(向かって左)になっている赤い星がベテルギウス!


ベテルギウスの直径は太陽の約1000倍もあり、太陽系で言えば木星の軌道まで入ってしまうほどの超巨大な星で、赤色超巨星と言われ、太陽系がある銀河系に属する恒星のひとつである。


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(太陽や他の恒星と大きさの比較)

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●太陽系の木星の軌道の大きさ程もあるベテルギウス!
(実際、地球の直径の108倍もある太陽でもこの図の中心に描かれている点の大きさにもならない)


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●ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたベテルギウスの以前撮影された画像…!
(夜空に瞬く恒星は点でしか写らないが、太陽系に近く超巨星であるために太陽の様に直接その姿が撮影された)


地球からは643光年(光速で643年の距離)離れており、宇宙的に言えばご近所にある太陽で超新星爆発すれば何らかの影響があるかも知れず…対岸の火事と安心は出来ない。
(ベテルギウスの自転軸は地球から20°ズレており、ガンマ線バーストが直撃する心配は無いと言われているが、超新星爆発時にはかなり大きな質量変動とそれに伴う自転軸の変化が予想できること、ガンマ線放出指向性の理論的・実験的な根拠がはっきりしないことから、直撃の可能性について確実なことは言えない)

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●ガンマ線バーストの想像図(左右に伸びる高速に近い帯)!



地球の間近で起きる歴史的な現象を見逃すまいと世界中の天文学者がその瞬間を待ち構えている。

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●最近、イギリスの国立研究機関により観測された画像…2つの点が出現している!

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●イギリスの7つの電波望遠鏡「e-MERLIN」を使用、観測を解析したもの!


実際はその距離から計算して、光が届く6百4十?年以前には超新星爆発を起こして、既に現在は消滅して中性子星(パルサー)になっていると言われている。

最近、このベテルギウスが過去に観測されてきた大きさの2~3倍に膨れているのが観測され、現在は土星の軌道が入ってしまうくらいに膨張している。

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●現在の観測では土星の軌道の大きさまで膨張したベテルギウス!

尚、現在観測されている中での最大の星は、おおいぬ座のVYと言われる超巨星で、その直径は太陽の1950倍でこのベテルギウスの約2倍くらいの大きさがある…この超巨星であるVYクラス級の星が爆発を起こすとブラックホールが生まれるらしい。

星には寿命があり、太陽はその質量や大きさからその寿命である約100億年の約半分46億年が過ぎたところだが、 超巨星のベテルギウスの寿命はとても短く数百万年が限界で、現状ではその数百万年が経過しているとされ、いつ爆発が起きてもおかしくない星の終末期にある…超新星爆発は数年先か、あるいは数週間先もしくは明日かもしれない。



ベテルギウスが超新星爆発を起こしたら満月の100倍の明るさとなり、夜でも日中のような明るさになる。

この明るさは3ヶ月ほど続き、少なくとも2週間は地球から2つの太陽が見られるだろうと言われている。

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●地球もスターウォーズのタトゥイーンの様に太陽がふたつ !?


オリオン座は、日本の位置から観測すると冬は夜(経度の関係)の南方(緯度の関係)に当るので、もし爆発が冬季に発生すれば夜間に見えて白夜となり、夏季に爆発すれば上の写真の様に昼間に二つの太陽を拝む事になる。

超新星爆発によって鉄(Fe)の様な重い金属が生まれる…我々の住む太陽系の星の形成時にも、過去の超新星爆発の恩恵により、多種多様の物質が星に含まれていると言われている。
(人体の形成には亜鉛・鉛等の重金属は欠かせない、現在の物理学ではその様な鉄より重い重金属は中性子星同士(連星等)の衝突等で作られるのではないかと言われている)

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●今の技術で炭素からダイヤは作れても、金や銀、プラチナを人工的には作れない!


いずれ我々が住む太陽系の唯一の恒星である太陽も、その100億年の寿命が尽き、一旦はその大きさも地球を飲み込む程の大きさになって終末を向かえるが、太陽の質量と大きさからは超新星の様に爆発することは無く、燃料が尽きると一旦膨張した後、燃えカスとなり萎んで地球ほどの大きさの、非常に高密度の天体である白色矮星になる。
(太陽の様な小さなクラスの星の終末では、最終的には酸素や炭素まで作られても鉄までは作れない)

我々が住む銀河系には約1,000億個(太陽の質量を銀河系の平均的な恒星の質量と仮定して概算した数)の恒星があり、宇宙全体には銀河系の様な星の集団である銀河が約1,000億個見付かっている(1,000億個×1,000億)…宇宙全体では超新星爆発は数秒に1回の割合で発生している。

兵庫県立大学西はりま天文台にある「なゆた望遠鏡」で異常に膨れたベテルギウスの形を捉えた!

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●なゆた望遠鏡のVTOS で得られたベテルギウスの自己相関像!
(a)が緑色、(b)が赤色で得られた画像である。



ps:爆発が観測されれば、大量の宇宙線、ニュートリノやX線、その他、地球上の生命にとって有害な放射線が一気に地球上に降り注ぐ可能性もあるため、この目で見たい反面…若干の恐怖もある。

この記事へのコメント

2014年05月15日 07:29
こんにちは^^
そしてはじめましてm(__)m
自分のブログにリンク張らせていただきました。
よろしくお願いします。
2014年05月16日 00:04
テオレさん(^^)はじめまして♪

Nikon D5200・D5300をお持ちだとか…趣味が良いですね!
私が持っているは8年前に買ったNikon D80と今年1月に買ったNIKKOR 18-140mmVRズームレンズが唯一のデジイチカメラのセットです。

オリオン座の超新星爆発の画像、カメラに収めて共にブログにUPしたい物ですね…。
ちなみに、去年「ビクセン ポルタII VMC110L」という天体望遠鏡まで購入しました…少し気が早いとは思いましたが…。(下記URL)
http://www-prius.at.webry.info/201310/article_4.html

爆発するの…いつか、解りませんが (^▽^) まあ、お互い気長に待ちましょう~ w

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